子供の夏休みはママの「夏季うつ」に注意!

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子供の夏休みはママの「夏季うつ」に注意!

アカナビ事務局のパートスタッフDです。連日の猛暑ですでにぐったりしていますが、いよいよ夏休みシーズンが到来…。子供にとってはワクワクする時期ですが、母親にとっては悩みの種の始まりです。
共働きの親にとっては子供の居場所の確保、いつもと違うスケジュール管理、学童のお弁当づくりなど…。
専業主婦の場合は三食準備が必要な上に、部屋は片づけても散らかるし、自由研究など学校の宿題もサポートしないと子供だけでは何もしないし、考えることだらけで一人の時間も持てないからイライラ…。
それでも元気いっぱいの子供たちに付き合って、帰省したり暑い中プールに行ったり、毎年気力も体力も限界という方、多いのではないでしょうか。私自身も3年前、専業主婦の頃は小学3年生の娘に1日中付き合うのに疲れ果て、その経験が「夏休みが終わったら絶対パートを再開する」という決意にもつながりました。

そんなお疲れのママたちに気をつけてほしいのが「夏季うつ」です。特に思い当たるストレスの理由もないのに、決まった季節に症状が現れるものを「季節性感情障害」と言い、代表的な事例としてGW明けに話題に上がる「五月病」もその一つ。6月から9月頃の夏に現れるものを「夏季うつ」と呼ぶのだそうです。
食欲不振や不眠など、夏バテと症状が似ているために見過ごされることも多いのですが、不調が長引く場合には夏季うつの可能性を疑ってみた方がよいかもしれません。

■夏季うつの原因と症状は?

「夏季うつ」の原因の一つとして考えられるのは、「隠れ疲労」の蓄積です。日本の夏は、隠れ疲労が蓄積しやすい条件がいくつか揃ってしまっています。

・高温多湿な気候のせいで汗が気化しにくく、体温調節機能が鈍くなるために体がだるくなったり食欲が落ちたりしがち
・食欲が落ちたために食べられるものだけで偏った食事を続けていると、体に必要な栄養素が不足してしまい、さらに体調不良になる
・日差しの下に長時間いると紫外線が交感神経を優位にするために自律神経のバランスが保たれず、体は疲れていても寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりする
・猛暑の屋外とエアコンの効いた室内の温度差も自律神経のバランスを崩し、疲れのもととなる
・夏のイベントは夜に行われるものも多く、旅行や遠出で生活リズムが乱れやすい

こういった要因が重なり、いつの間にか「隠れ疲労」が蓄積してしまうことも夏季うつの原因と考えられています。

夏季うつの症状としては、通常のうつ病と同様に、意欲や興味の低下、食欲低下や不眠、不安感などがあげられます。今まで好きだった趣味も楽しめずやる気にならない、好きだった食べ物でも食欲が出ない、特に理由もないのに不安感を感じる、原因不明の体調不良(頭痛や腹痛)、といった症状が続くようなら、ひどくなる前に心療内科や精神科を受診してみた方がよいかもしれません。

■女性の方が3倍のリスク!?

女性は生理、妊娠、出産、更年期など、様々な要因で大きくホルモンの影響や体内の変化があるため、そもそも男性の1.6倍ほどうつ病にかかりやすいと言われています。
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所「こころの情報サイト」

その中でも夏季うつは、女性の方が男性の3倍かかりやすいというデータもあるそうです。
周期的な女性ホルモンの変動の影響に加え、太陽光や温度、湿度といった気候による影響を女性の方が受けやすい傾向があるためです。特に子供が夏休み中の母親は、体の疲れ以外にもいろいろなストレスも重なりがちですから注意が必要ですね。

■予防や対策方法は?

健全な精神は健全な体に宿るとも言いますが、実際に夏バテの体調不調から夏季うつに繋がってしまうことも多いため、まずは夏バテを起こさないような生活を心がける必要があります。自律神経のバランスを整え、ストレスや疲れを最小限に抑えるよう、睡眠や食生活に気を配ることが大事です。

〇日光に当たりすぎない
長時間日光にさらされることを防ぐのが一番ですが、子供がいるとなかなかそうもいかないですよね…。帽子やアームガードなどで紫外線を防ぐ、肌のケアをしっかりしてビタミンCを摂る、日に当たった日は早めに就寝する、といったことを心がけましょう。

〇体を冷やしすぎない
自律神経のバランスを整えるために、シャワーだけで済まさずお風呂につかる、冷たいものを摂りすぎない、クーラーの設定温度を外気温と差がつきすぎないよう調整するというのも有効です。

〇適度な運動をする
軽い有酸素運動も自律神経の乱れを整えるのに役立ちます。熱中症の心配もあるので外での激しい運動は控えた方がよいですが、家の中でストレッチをしたり、外出の際に階段を利用したり普段より早歩きをするなど、工夫をして体を動かしてみましょう。

〇バランスのよい食生活を心がける
食欲がないからといって、食べやすいものだけを食べていると栄養も偏ってしまいます。意識的に味噌汁などの温かいものや消化の良いものを食べましょう。肉や魚、卵などのタンパク質や、身体を疲れにくくさせるビタミンB1、疲労やストレスを和らげるビタミンCなどのビタミン群を多く摂るようにすると良いようです。

〇質の良い睡眠
寝る前のスマホやパソコンを控える、就寝の90分前までに入浴を済ませるなど、睡眠の質を高める工夫をして、疲れをためないようにしましょう。

■まとめ

今年は(今年も?)猛暑日が多く、例年以上に体が疲れやすくなる可能性もあります。最近疲れが取れないな…と感じたら無理をしないことが大事!家族に相談してゆっくり休む時間を取るもよし、甘いものを食べたりマッサージを受けたり、自分を甘やかす時間を持つもよし…一人で買い物に出かけたり、友達と会う時間を作ったりして気分転換するのも良いかもしれません。子供の夏休みに関するこれまでの記事も参考にしてみてくださいね。

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夏休みにずっと子供と一緒に過ごすことに疲れてしまったら、パートの仕事を始めてみるという手もあります!「ただでさえ忙しいのに仕事なんて…」と思うかもしれませんが、大人同士の交流が気分転換になったり、体力を使い切ってよく眠れたりという効果もあります。
また、思い切って子供と離れる時間を作ることで、意外と子供だけで出来ることに気付けたり、子供も普段世話をしてくれる親のありがたみを感じてくれたりするかもしれません。

アカナビには子供の長期休みにシフト調整ができる仕事や、学校行事の時には休める仕事など、家庭との両立がしやすい求人がたくさんありますので、あなたに合った求人を探してみてくださいね!

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