リモートワークで仕事が回るか不安!気を付けるポイントとは
採用に苦戦する会計事務所の中には、「やった方がいいけど出来てないこと」として、リモートワークを挙げる方も多いのではないでしょうか。
コロナ禍で爆発的に広まった在宅勤務という働き方、それが子育て世代を中心に支持されていて、採用するためにリモートワーク制度があった方が良いことは分かってはいるものの、現状の体制変更や調整が難しい…そういったご相談は非常によくあります。
リモートワークを導入するにあたってよく聞く不安や心配、出来ることはないか、気を付けるポイントはどこか、3つのポイントを挙げてみます。
コロナ禍で爆発的に広まった在宅勤務という働き方、それが子育て世代を中心に支持されていて、採用するためにリモートワーク制度があった方が良いことは分かってはいるものの、現状の体制変更や調整が難しい…そういったご相談は非常によくあります。
リモートワークを導入するにあたってよく聞く不安や心配、出来ることはないか、気を付けるポイントはどこか、3つのポイントを挙げてみます。
■0か100かで考えないこと
まず大前提として、すべての仕事をリモートワークで行うのは難しいです。
確かに会計事務所の業務の大半はPC上で行われているので、ノウハウが溜まればフルリモートへの移行も不可能ではありませんが、そこに到達するにはステップがあります。
リモートワークを導入しようとした時に躓きやすい点が、「すべての業務をリモートワークに対応させないといけないと考えてしまう」こと。
会計事務所に限らずですが、仕事にはリモートワークに適したもの、出来なくはないが適していないもの、体制を整えれば可能なもの、それでも難しいものがあります。出来ない業務もあると前提に置いたうえで、何が出来て何が出来ないのか、出来ない場合は解消する方法はないのか、個別に考えてみましょう。
棚卸が出来たら、リモートワーク可能な業務とそうでない業務に仕分け、仕事の配分を検討してリモートワーク可能な業務でまとめた1日のスケジュールを作ってみましょう。
リモートワークを取り入れると、「在宅で仕事している人と事務所で仕事をしている人の間に軋轢が生まれるのでは」という懸念も良くお聞きします。
ですが、リモートワークを取り入れていなくても、顧客担当が直行直帰で1日事務所にいない日だってあると思います。急な対応依頼が入り、必要な資料が事務所にしかないけど、担当が夜遅くにしか事務所に戻れない…そんな時は、オフィスにいるメンバーに協力してもらいながら乗り切った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
在宅勤務だったとしても、対応すべきことは同じことです。出社している人に頼らないといけない場面も出るでしょうが、毎回ではありませんし、「全員が在宅勤務可能なのだからお互い様」という感覚にしていけば良いのです。
確かに会計事務所の業務の大半はPC上で行われているので、ノウハウが溜まればフルリモートへの移行も不可能ではありませんが、そこに到達するにはステップがあります。
リモートワークを導入しようとした時に躓きやすい点が、「すべての業務をリモートワークに対応させないといけないと考えてしまう」こと。
会計事務所に限らずですが、仕事にはリモートワークに適したもの、出来なくはないが適していないもの、体制を整えれば可能なもの、それでも難しいものがあります。出来ない業務もあると前提に置いたうえで、何が出来て何が出来ないのか、出来ない場合は解消する方法はないのか、個別に考えてみましょう。
棚卸が出来たら、リモートワーク可能な業務とそうでない業務に仕分け、仕事の配分を検討してリモートワーク可能な業務でまとめた1日のスケジュールを作ってみましょう。
リモートワークを取り入れると、「在宅で仕事している人と事務所で仕事をしている人の間に軋轢が生まれるのでは」という懸念も良くお聞きします。
ですが、リモートワークを取り入れていなくても、顧客担当が直行直帰で1日事務所にいない日だってあると思います。急な対応依頼が入り、必要な資料が事務所にしかないけど、担当が夜遅くにしか事務所に戻れない…そんな時は、オフィスにいるメンバーに協力してもらいながら乗り切った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
在宅勤務だったとしても、対応すべきことは同じことです。出社している人に頼らないといけない場面も出るでしょうが、毎回ではありませんし、「全員が在宅勤務可能なのだからお互い様」という感覚にしていけば良いのです。
■準備をしっかり行うこと
リモートワークを導入しようとした時に躓きやすい点のもう1つは、「紙の資料が多すぎること」です。
コロナ禍の前後、リモートワークという働き方が世に出始めたくらいに開業された会計事務所の中には、最初からクラウド系のソフトを使用、顧客にも資料はデータで依頼するなど、リモートワークに移行しやすい体制で始めたところもありますが、数十年続く会計事務所では過去の膨大な顧客データが分厚いファイルに収まっていることでしょう。
書類作成を進めていくうちに過去分を参照していく必要もあり、所内にいないとそこで業務が滞ってしまう…そういうお悩みを持つ会計事務所の代表も多くいらっしゃいます。
まず、今から行えることとしては、今後の資料はデータでのやり取りを増やしていくことです。これも、すべての仕事をリモートワークでやろうとしないのと同じように、すべての顧客にすべての資料のデータ化を求めず、紙の方が都合がいい資料は紙のままにして、出来るところから協力してもらいましょう。
並行して、今ある紙の資料のデータ化です。これも手あたり次第データ化するのではなく、資料として参照する可能性の高い昨年分、一昨年…と、直近から少しずつ対応しましょう。
データ化の作業は単純作業ですが、数が多い分時間がかかります。顧客担当スタッフ自身が行うと、人によって積極的にやる人・やらない人・時間が取れない人など進捗に差が出てしまう恐れがありますし、何より本来の業務時間や残業時間に影響を与えます。
そのため、パート・アルバイトとして事務スタッフを採用することも手段の一つです。家事・育児と両立したい方の隙間時間でも進めやすい仕事ですので、短時間OKで募集を出せばすぐに見つかるでしょう。
コロナ禍の前後、リモートワークという働き方が世に出始めたくらいに開業された会計事務所の中には、最初からクラウド系のソフトを使用、顧客にも資料はデータで依頼するなど、リモートワークに移行しやすい体制で始めたところもありますが、数十年続く会計事務所では過去の膨大な顧客データが分厚いファイルに収まっていることでしょう。
書類作成を進めていくうちに過去分を参照していく必要もあり、所内にいないとそこで業務が滞ってしまう…そういうお悩みを持つ会計事務所の代表も多くいらっしゃいます。
まず、今から行えることとしては、今後の資料はデータでのやり取りを増やしていくことです。これも、すべての仕事をリモートワークでやろうとしないのと同じように、すべての顧客にすべての資料のデータ化を求めず、紙の方が都合がいい資料は紙のままにして、出来るところから協力してもらいましょう。
並行して、今ある紙の資料のデータ化です。これも手あたり次第データ化するのではなく、資料として参照する可能性の高い昨年分、一昨年…と、直近から少しずつ対応しましょう。
データ化の作業は単純作業ですが、数が多い分時間がかかります。顧客担当スタッフ自身が行うと、人によって積極的にやる人・やらない人・時間が取れない人など進捗に差が出てしまう恐れがありますし、何より本来の業務時間や残業時間に影響を与えます。
そのため、パート・アルバイトとして事務スタッフを採用することも手段の一つです。家事・育児と両立したい方の隙間時間でも進めやすい仕事ですので、短時間OKで募集を出せばすぐに見つかるでしょう。
■お互いを信頼すること
「家でもきちんと仕事をしてくれるのだろうか」
環境は整っているのにリモートワークに踏み出せない代表が、よく口にされる不安です。目の届かないところで、端的に言うとサボらないか、手抜きにならないか心配になるお気持ちはあるでしょう。
ですが、その時考えてみたいのは、「オフィスにいる=目が届いている」のかどうかです。
代表や顧客担当の社員は事務所にあまりいないという方も多いと思われますが、その時スタッフの仕事ぶりを見ることは出来ていなくても、「オフィスにいるスタッフがきちんと仕事をしているか不安」と思う方は少ないのではないでしょうか。
事務所に出社しているスタッフが、自分が不在の間も仕事をしてくれると信頼出来るなら、自宅で仕事しても同じように進めてくれると信頼してみましょう。
幸いなことに、会計事務所の仕事はデータの入力を終える、必要書類が作成されるなど、完成品の姿があります。完成しているということは仕事をしたということですし、逆に出来ていないと仕事をしていないとすぐにバレてしまいます。
もちろん完成していたとしても、あまりに時間がかかっている場合はきちんとチェックや指導をする必要があるかもしれません。ですが、基本的に人間は好意に対して返報性があります。信頼を感じられれば良い仕事で応える人が多いでしょうが、疑いの目を向けられてやる気になる人は少数です。
環境は整っているのにリモートワークに踏み出せない代表が、よく口にされる不安です。目の届かないところで、端的に言うとサボらないか、手抜きにならないか心配になるお気持ちはあるでしょう。
ですが、その時考えてみたいのは、「オフィスにいる=目が届いている」のかどうかです。
代表や顧客担当の社員は事務所にあまりいないという方も多いと思われますが、その時スタッフの仕事ぶりを見ることは出来ていなくても、「オフィスにいるスタッフがきちんと仕事をしているか不安」と思う方は少ないのではないでしょうか。
事務所に出社しているスタッフが、自分が不在の間も仕事をしてくれると信頼出来るなら、自宅で仕事しても同じように進めてくれると信頼してみましょう。
幸いなことに、会計事務所の仕事はデータの入力を終える、必要書類が作成されるなど、完成品の姿があります。完成しているということは仕事をしたということですし、逆に出来ていないと仕事をしていないとすぐにバレてしまいます。
もちろん完成していたとしても、あまりに時間がかかっている場合はきちんとチェックや指導をする必要があるかもしれません。ですが、基本的に人間は好意に対して返報性があります。信頼を感じられれば良い仕事で応える人が多いでしょうが、疑いの目を向けられてやる気になる人は少数です。
■まとめ
若手を中心に、今や採用活動のアピールポイントには欠かせなくなったリモートワーク制度。
求職者の目線からも、大事なのは「いざという時にリモートワークという選択肢があること」であり、「フルリモート可能であること」ではないケースが大半です。
諦めず、出来るところから手を付けていきましょう。1か月後より1週間後、1週間後より今日から始める方が、早く体制は整えられます。
実際にやってみてからしか分からない課題もありますので、あれこれ準備してから始めるよりまずはスタートしてみる方が、結果的に早く問題解決することも多いです。
リモートワークを導入出来ている会計事務所が何をしているのか、実際にあるメリットやデメリットが何かなど、興味のある方は是非アカナビにお問い合わせください!
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求職者の目線からも、大事なのは「いざという時にリモートワークという選択肢があること」であり、「フルリモート可能であること」ではないケースが大半です。
諦めず、出来るところから手を付けていきましょう。1か月後より1週間後、1週間後より今日から始める方が、早く体制は整えられます。
実際にやってみてからしか分からない課題もありますので、あれこれ準備してから始めるよりまずはスタートしてみる方が、結果的に早く問題解決することも多いです。
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