会計ソフトってどんなもの?

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会計ソフトってどんなもの?

多くの会計事務所や事業会社の経理では、「会計ソフト」が導入されています。テレビのコマーシャルなどで名前は聞いたことはある、という方も多いのではないでしょうか。
ただ会計のお仕事に携わったことのない方であれば、あまりよく知らないものです。
今回はそんな会計ソフトについて、どんな機能があってなにができるのか、詳しく解説していきます。


まず会計ソフトとは、会計業務を効率的に行うため、会社におけるお金の出入りの記録やデータを自動で集計、帳簿などの書類を作成できるITツールのことです。
会計ソフトがない場合は手作業で紙やExcelでの帳簿作成が必要でしたが、どんなに気を付けていても人間が作業を行うので、計算や転記ミスの危険性がありました。しかし会計ソフトを利用すれば、大部分の処理の自動化を行うことが可能ですし、人為的なミスを削減し業務を効率化することができるのです。

■会計ソフトでは何ができる?

会計ソフトを使ってできることは、システム上で勘定科目の仕訳・集計や決算資料の作成、確定申告書類の作成・出力、請求書の作成・送付、人事労務機能など多岐に渡ります。
その他にも管理会計機能として、経営計画の策定や経営状況の把握のため資金繰りや予実管理を行うこともできます。また個人事業主の場合などは、確定申告書類の作成や出力を行うこともできるので、簿記や会計初心者の方でも簡単に扱うことが可能です。


では会計ソフトを導入することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットとして、
・作業時間を短縮、効率を上げることができる
・ペーパーレス化を進められる
・改正や会計ルールの変更に対応できる
・会計初心者でも入力ができる
・不正行為が起こりにくい

などが挙げられます。

デメリットはほとんどありませんが、今ままで導入していなかった企業の場合、下記のような可能性があります。
・導入するにあたって、周囲の理解を得るのが難しい可能性
・システムや使い方を覚えるまでが大変
・ソフトの導入に初期費用、もしくは月額利用料が発生する

■会計ソフトにはどんな種類がある?

一口に会計ソフトと言っても、機能の充実度や操作面でかなりの違いがあります。

【初心者向け】
・マネーフォワード
・freee
YouTubeのCMや広告で見かけたことがある、という方もいるのではないでしょうか。
どちらもクラウド(WEB上)やアプリで操作が出来る、簿記の知識がなくても経費の仕訳や確定申告が行えるようになっているなど、個人事業主や開業したばかりの企業でも導入しやすいソフトです。また、機能もシンプルになっており、価格面も抑えやすいというメリットもあります。
一方で、簿記の知識がある方にとっては形式が独特で使いづらいという声もあるそうです。

【導入率が高い】
・弥生会計
・勘定奉行
・MJSミロク会計
ソフトを購入して各PCにインストールするタイプ、クラウドにログインして使用するタイプのどちらも備えており、法人規模や経理スタッフの人数に応じて使い分けがしやすくなっています。
会計ソフトとしての歴史も長く、一般企業を中心に導入率が高いため、会計事務所でも大半が取り扱っています。

【業界特化型】
飲食業界に特化をしたもの、一般社団法人やNPO団体向けに特化をしたもの、会計事務所が開発した会計のプロに特化をしたものなど、特定の業種・業界に特化をした会計ソフトも含めると、非常に多くの数が存在します。

会計ソフトを選ぶときは、顧問となる会計事務所が得意としている(サポートしてもらいやすい)もの、同業者に相談してみるなど、様々な角度から情報を揃えて比較検討してみましょう。

■まとめ

今まで会計業務に携わったことのない方であれば、自分が会計ソフトを扱えるのか、不安な方も多いと思います。会計ソフトはそんな簿記や会計初心者の方でも使えるようなシステムですが、簿記の勉強を行い知識をつけることも大事です。
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