子育て中の方や勉強中の方、ご家庭と両立したい方など、働きたい時間に働きたいと考えている方は多いと思います。
最近では会計事務所で時短やパートで働くというケースが増えてきていますが、働きたいけどいろいろと気になることが…と悩んでいませんか？

たとえば、
「簿記などの資格が必要なんだろうか。」
「求人には"未経験歓迎"って記載されているけどやはり経験者が有利なのかな？」
「どんなスキルを持っていれば採用されるのか…」
など、未経験やスキルについての悩みが多いと思います。

今回は、未経験から会計事務所で働きたい方を対象に、持っておきたい資格やスキルについてまとめてみました。


未経験から会計事務所で働くには資格は必要なの？

＜日商簿記検定＞
会計事務所の多くが簿記3級レベル以上の知識を求めています。
もし現在は持っていない場合でも、資格取得のための勉強をしている事はアピールした方が良いでしょう。
日商簿記であればネット試験制度もありますし、年3回受験するチャンスがあるので、興味がある方は調べてみてくださいね。

また、商業高校の学生向けには「全商簿記」という資格もあり、「そういえば昔取ったかも」という方もいるかもしれません。
日商簿記と全商簿記は、受検対象としている世代が異なるため難易度も異なります。
もしあなたが全商簿記2級に合格されていたら、日商簿記3級合格ほどの知識があると見なされることが多いので、
ぜひ履歴書や職務経歴書にも記載しておきましょう。


会計事務所で働くために役立つスキルとは？

＜パソコンスキル＞
簿記以外では、パソコン関連のスキルをお持ちだと有利です。
会計事務所でのお仕事は、Wordで文章を作ったり、Excelで集計を行ったりすることがよくあります。
最近はRPAなどのプログラムも導入されてきているので、SEやプログラマー経験がある方も活かすことが出来ます。

＜経理のご経験＞
一般企業での経理経験が採用の決め手となるケースもあります。
特に会計ソフトでの日次のデータ入力や給与計算、月次決算などのご経験は、
会計事務所の業務とも重なる部分があるので、十分に活かすことが可能です。
また、フリーランスの方や家業を手伝っている方など、
会計ソフトを実際に使用して確定申告を行った、税理士と直接やり取りをした等のご経験もアピールポイントになります。

＜数字を扱うのが得意＞
数字を扱うのが好き、細かい作業が得意といったこともアピールの対象になります。
というのも、経費精算や給与計算、決算業務といった会計事務所で行う仕事は、何よりもまず正確さが求められるからです。
スキルや経験だけでなく、自分の得意分野もぜひアピールしてみましょう。


まとめ

未経験から会計事務所で働くためには、簿記検定を取得している、少なくとも学習を進めている事が大切です。
また会計事務所ではWordやExcelを使う機会が多くありますので、
実際に仕事で使っていたという経験はアピールポイントになります。

スキル面に関しては、一般企業での経理経験をお持ちだと有利です。
経理以外にも総務や労務、営業事務など、これまでの社会人経験の中で身に付けたスキルやコミュニケーション力、
数字を扱うのが得意、細かい作業が好きといった強みがある場合は、これらを面接中にアピールしてみるのがオススメです！