主婦の再就職、ブランク期間はどう伝える?

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主婦の再就職、ブランク期間はどう伝える?

結婚や出産、配偶者の転勤などのきっかけで仕事を辞めてしまったけど、生活が落ち着いたタイミングでもう一度仕事をしたいと思う人は多いのではないでしょうか。
その時に気になるのが、仕事から離れていたブランク期間をどう伝えればいいのか、ということ。仕事をしていない期間が長ければ長いほど、履歴書や職務経歴書にどのように書けばいいのか、面接で質問されたらどう答えればいいのか、不安に思う方も多いと思います。

マイナスの印象を少しでも払拭できるようにブランク期間を説明できる方法を考えてみましょう。

■履歴書、職務経歴書を書く時のポイント

履歴書や職務経歴書の中では自己PR欄などで、離職の理由と専業主婦として家事育児に専念していたことを簡潔に伝えた上で、その間に経験して身につけたことや、子育て経験から得たことを書くと良いでしょう。
人柄を伝えるエピソードでは子育て中の体験なども参考にできるでしょうし、PTA活動や幼稚園でのボランティアなど、子育て中ならではの経験を通じて仕事につながるスキルを身につけたというアピールをすることができるケースもあります。

正社員としての職歴が一社しかない場合などは、ブランク期間中の短期間のパートやアルバイトの経験を職歴に記載しても問題ありません。特に応募する職種に関連がある業務内容の場合にはアピールの要素にもなります。
未経験の仕事に応募する場合は、自分の性格や経験のどのような部分がその仕事に活かせそうなのか、新しいことを学んだ経験や、これから新しいことに取り組んでいきたいという挑戦意欲を伝えることが大事です。

ブランクがあっても、以前経験がある仕事に応募する場合は、所持している資格やどのような仕事をしていたのか、応募した仕事のどこを魅力に感じているかを具体的に書きましょう。再就職に向けて勉強し直していることをアピールするのも良いですね。

■採用側がブランクがある人を雇うときの不安とは?

・勤務条件が合うか
ブランクの理由が出産や育児だった場合、子供の預け先は確保できるのか、週に何日・何時間程度働けるのかといった、企業側が求める基本的な条件をクリアできているのかどうかはとても重要です。
通常時以外に子供が熱を出したなどの緊急の場合、配偶者や親などに協力してもらえる環境であることを伝えられれば、更に安心してもらいやすいでしょう。

・配偶者の転勤などですぐに辞めてしまうリスクはないか
企業側からすると採用には費用・時間ともにコストもかかりますし、仕事を教えるのに時間をかけたのにすぐに辞められてしまったのでは大きな痛手です。
ブランクの理由が配偶者の転勤で今後も可能性がある場合には、次の転勤は何年後、あるいは転勤の場合は単身赴任をすることで夫婦間の合意が取れていることを伝えられると不安を緩和できます。

・ブランクによる能力面の不安はないか
この数年でリモートワークや時差出勤が浸透したり、ChatGPTのようなAIが業務に使用されるようになったりしたように、社会の環境も変わっています。特にブランクが長期間の場合は企業側としては環境に付いていけるか、業務を行う能力への心配も出てしまうでしょう。
少しでもその不安を払拭してもらうためには、ブランク期間に資格を取得した、スキルアップのための勉強を自主的にしていたなど、仕事復帰に対して積極的な姿勢を示せるとよいでしょう。
そのほかにも仕事ではなくても、PTA活動で大勢の人の意見を取りまとめた、町内会のイベントの仕入れや会計を担当していたなど、応募する仕事に関連しそうな経験をアピールできるとよいですね。

■労働力不足の中、多様な人材の採用を検討する企業は増加

少子高齢化の影響もあって多くの業種で労働力が不足していると言われており、ブランクのある主婦やシニア層など、これまでであれば対象外だった人材の採用を検討する企業も増えてきています。ブランクが長いからと諦めず、週に何時間くらいなら働けるのか、在宅でできる仕事なら働けるのかなど、自分が働ける条件を把握することが再就職の第一歩です。
条件に合っていて挑戦してみたい、という求人を見つけたら、業務内容に活かせる経験を自分の中で整理して、履歴書や職務経歴書を準備しましょう。その経験の中で工夫したことや努力したことをまとめておくと、面接のときにもアピールしやすくなると思います。

今はまだ子供が小さくて働けないけど数年後には働いてみたい、という方は、履歴書や職務経歴書に書けそうかどうかを意識して、勉強やPTAなどの活動に取り組んでみるという手もあります。
アカナビには週2日4時間~などの短時間から働ける仕事、子供の夏休みにはシフトを調整してもらえる仕事、未経験でも簿記の資格があれば応募できる仕事など、いろいろな条件の求人が掲載されています。
ぜひ自分にもできそうな仕事がないか、検索してみてくださいね!

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