インターンシップって何をしたらいい?

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インターンシップって何をしたらいい?

すっかり学生の就活準備として定着した企業インターン。企業にとっては人数が減り続ける若い世代の囲い込み、学生にとっては早期の内定獲得のため、本選考に進む条件として「インターンに参加していること」が挙げている企業もあるなど、もはやインターンの実施は新卒採用に欠かせない取り組みになっています。

今回は、インターンでの取り組みやチェックしたい点についてまとめてみます。

■インターンとは?

インターンが新卒採用の過程として定着したのはここ10年ほどの話。現在30代後半以上の人たちが新卒の就活をしていた頃は、インターンは少数の学生や外資系企業などが行っていた程度でした。制度としては知ってるけど、実際に経験してないから具体的に何をしているのかよく分からない、という人事担当も多いのではないでしょうか。

「インターン」と略されることが多いですが、正式には「インターンシップ」と呼び、特定の職の経験を積むために、企業や組織において労働に従事している期間のことを指します。日本では学生の就労経験を指す時に使うことが主ですが、実は特に年齢に決まりはありません。
期間は数日の職業体験のようなものから、数週間から数カ月にかけてプロジェクトに参画してもらうようなものまで、体験させる業務も雑用のようなものから新卒相当の内容までと、現状は法律上のルールなどもなく、企業によって幅広くなっています。

そのため、インターンを受けたい学生は募集要項をよく読み、何が経験出来るのかをしっかり確認しておくことが大切です。基本的に日数が少なければ少ないほど、実務的な経験は少ないと思った方が良いでしょう。
また、インターンは就活直前となる大学3年生を対象に、学生がまとまった時間を取りやすい夏頃に行われることが多いですが、長いプロジェクトに入る場合は大学2年生から参加出来る場合もあります。探し始めた時には既に参加資格を逸していた…ということにならないよう、興味のある業界の動向は早めにチェックしておきましょう。

「インターン」という名目ではありませんが、学生アルバイトを受け入れている企業もあるので、興味のある企業が実施していればそちらに応募してみるのも、より企業の普段の姿を感じられるのでお勧めです。

■インターンには行った方が良い?

結論から言えば、院進学の予定がなく、スケジュールの都合が付くのであれば行った方が良いです。というのも、行くことにデメリットがほとんどなく、メリットの方が多いからです。

一番のメリットは、一緒に働く人やオフィスの空気は自分で体験出来ることです。こればかりは、求人票を見るだけでは分かりませんし、他人の意見もあまり参考に出来ません。

インターンで関わった先輩社員は、右も左も分からない学生を馬鹿にせず、適当にせず、丁寧に接してくれていますか?
インターン生の受け入れという普段と違う業務が追加になっているためかもしれませんが、先輩たちが誰一人定時で帰ろうとしない残業体質ではないでしょうか?お昼休憩は皆さんきちんと取っていますか?
社員同士は適切な距離でコミュニケーションを取っていますか?会話や笑顔が少なかったり、社員同士でギスギスした雰囲気があったりしませんか?
目の前にいる先輩社員の後輩として、一緒に働いてみたいと思いますか?

インターンは、そういった社内の環境や社員の人となりを、入社前に体感出来る絶好の機会です。そこで自分には合わなそうと思ったら、本選考を受けないという選択も出来ますし、違和感から自分が仕事に対して何を求めているのか気付くことも出来ます。

また、先輩たちの振る舞いは会社の体質を体現していることも多々あります。
インターンに来る学生は未来の社員候補であると同時に、未来の顧客にもなり得る外部の人間です。それでも丁寧な対応をしないようであれば、社内の人間という身内になった後にどうなるかは…想像に難くないでしょう。

■インターン先の探し方は?

大学の学生課やキャリアセンターで募集を取りまとめていることも多いと思いますが、インターンの募集をまとめた求人サイトもあるので、「インターン ●●」という形で、自分が経験したい職種、エリアと合わせて検索してみるのも良いでしょう。会計税務系や研究職などの専門職であれば、関連するゼミの教授に相談してみると、自身の繋がりから募集を出していない受け入れ先を紹介してくれるかもしれません。

また、インターンは申し込んだ全ての企業に行けるとは限りません。希望者が多い企業などでは全員を受け入れては通常業務に支障も出てしまうので、先着順だったり選考があったり、それも企業によってルールが違います。
そのため、一社だけ申し込むのではなく、いくつか目星をつけて、志望度の高いインターン先から応募していきましょう(開催期間がずれていれば複数同時に応募しても大丈夫です)
環境を比較検討しやすくするため、一社だけではなく複数個所インターンに行くことがお勧めです。会社が違えば社内の人や雰囲気が違うのはもちろんですが、同じ業界でも取り扱う商材の違いやアプローチの違いを知る事で、「自分がやりたい事は何か」を知るヒントになったり、就活の時に重視したいポイントが何かを知るきっかけになったりします。

■まとめ

社会人への第一歩となるインターン経験。やたらと数を受けるのではなく、自分のキャリアを考えるスタートとして、まずは自分の興味がある事は何か、それはどういう業界に繋がっているのか、調べて検討してみましょう。

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