学び直し(リスキリングやリカレント教育)は転職・再就職に役立つ?

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学び直し(リスキリングやリカレント教育)は転職・再就職に役立つ?

アカナビ事務局のDです。気づけば今年ももう12月。子供を見ていると、去年はできなかったことができるようになったことを感じますが、大人の場合はなかなか成長の実感は沸かないですよね…。
何も変わらないままに(あるいは衰えていくだけで)今年が終わってしまいそうと感じているなら、来年こそ新しいことに挑戦してみるのもアリかもしれません。

ここ数年、社会人の学び直しに注目が集まっており、「リスキリング」という言葉を聞く機会も多くなりました。その背景と、どんなスキルが必要とされているのかなど、まとめてみたいと思います。

■なぜ社会人の学び直しに注目が集まっているのか?

昨年、政府は個人のリスキリング支援に5年で1兆円を投じると発表しました。社会人の学び直しが注目されているのにはいくつかの理由があると言われています。

〇世界での競争力を維持していくのに必要なデジタル人材の不足
AI技術などの技術革新が急速に進む中、企業で活躍するのに必要とされる知識やスキルは大きく変化しています。
働き方改革も進んでおり、同じ会社で働きつづけている人も新しいシステム・技術の導入や業務の効率化に対応できるよう、スキルアップが求められています。

〇少子高齢化による労働力人口の減少
少子化によって年々働ける人口が減っているだけでなく、年金世代が増えると現役世代の納税負担の増大もあり、高齢者や障がいのある人、これまで専業主婦だった女性も働いて社会を支える必要が出てくると言われています。
ただ、今後AIやロボットの活用によって雇用が減ると言われている分野もあります。実際、飲食店などに行くと注文はタブレットから、配膳はロボットが行い、会計もQRコードを読み込んでアプリからというところも増えていますね。
これからの社会で就業するのに役立つ技能を身に着ける必要が出てきています。

■リスキリングとは?リカレント教育や生涯学習とは違う?

リスキリングとは、「re-」(再び)と「skill(ing)」(技能)を組み合わせた造語で、既存の知識や技能を磨き上げる、または新しい技能を身に着ける、という意味の言葉です。経済産業省が公開している資料によると「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」と定義され、企業が主体となって従業員に学びの機会を与え、従業員のスキルアップを通じて事業の長期的な発展を目指すためのものとされています。
また、対象となる分野としては「特にデジタル化と同時に生まれる新しい職業や、仕事の進め方が大幅に変わるであろう職業につくためのスキル習得」とも言及されています。
▶出典:経済産業省 デジタル時代の人材政策に関する検討会資料

社会人の学び直しに使われる言葉としては、「生涯学習」「リカレント教育」というものもあります。「リカレント教育」は学校教育からいったん離れて社会に出た後も、それぞれの人の必要なタイミングで再び教育を受け、仕事と教育を繰り返すこと。「リスキリング」は単に興味ある分野を学ぶのではなく、将来的に成長が見込める分野の職業で活かせる知識を学んで職業転換することを目的としている点に違いがあります。

再就職を目指す主婦や定年後の高齢者などが個人で学び直しを行うことは、本来の言葉の意味としてはリスキリングではなくリカレント教育に含まれますが、世の中一般でははっきりと分けて語られることは少なく、こちらにも併せて注目が高まってきているのが現状です。

■メリットとデメリットは?

〇メリット
新しい知識やスキルを身に着けることで、部署移動や転職などで新しい職種に挑戦できる可能性がありますし、副業や独立などの選択肢も広がります。また、学んだ知識の内容だけでなく、新しい技術を学ぼうとする前向きな姿勢や成長意欲を示すこともできますので、これまではパートやアルバイト、派遣などで働いていた人が正社員を目指す場合にもアピールできるポイントになります。
今の仕事を継続する場合でも、学び直しをしたことで業務の効率化を図れたり、よりよいパフォーマンスをあげられたりと、企業内で活躍できる人材になれるというメリットも考えられます。

〇デメリット
個人で学び直しをする際には費用の負担がデメリットとして考えられます。国や自治体が再就職支援として行っているプログラムや、教育訓練給付金の利用などを検討してみるといいでしょう。

■どんなことを学び直せば就転職に役に立つの?

リスキリングは成長分野への労働力の移行を想定しているため、DXに関わるITスキルやプログラミングなどの学習を指すことが多いですが、広い意味での学び直しは必ずしもその分野に限られるわけではありません。
専業主婦からの再就職であれば、MOS(Microsoft Office Specialist)やITパスポートなどのIT系の他、簿記や外国語などのスキル、保育士や栄養士などの資格を目指す人もいるようです。ご自身のやりたい仕事や興味のある分野で活躍出来る資格や知識は何があるか、調べてみると良いでしょう。

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