決算とは?決算の流れを3分で復習!<キャリアアドバイザーの徒然会計さんぽ>
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みなさん、こんにちは。
先日、友人が自宅で育てている「ブルームーン」というバラの写真を送ってくれました。
その名のとおり、青や紫系の色味が美しいブルームーンの花言葉は「幸せの瞬間」。
今年も残りわずかですが、日々の中にある小さな幸せを感じながら過ごしていきたいなと思いました。
さて、前回はあらためて「会計事務所ってどんなところ?」についてお話しましたが、
今回もあらためてシリーズの一つ、「決算って何?」についてお話します。
試しにウィキペデイアで「決算」と調べてみると、
「一定期間の収入・支出を計算し、利益又は損失(損益)を算出すること」と書いてありました。
年次決算であれば、「企業がこの一年間でどれだけ儲かったのか、どれだけ損したのかを計算して、まとめること」ですね。
ちなみに計算してまとめた書類のことを決算書と言います。
年次決算は、1年に1回あるイベントのように考えていただくとよいでしょう。
日本の法人は、年に1回決算書と税務申告書を提出するきまりになっており、
決算は正しく税金を申告し、納税するために必要な作業です。
また、株主に業績を報告したり、会社経営状態を分析して改善したりするためにも大切な業務といえます。
本コラムを執筆するにあたり、知り合いの税理士の方に「決算ってどういうステップで行うのでしたっけ?」と確認したところ、
「吉岡さんがやらなくて済むように、経理の方がいて、僕たち税理士がいるんですよ」と言われました。
……ごもっとも。いえ、違うんです。
私がやるわけではなくて、ただコラムでお話するだけですとお伝えしたら、「あぁ」と納得した顔をして親切に教えてくださいました。
決算の流れは、大きくわけると以下の6つ。
「今年度の取引を記帳」
↓
「決済整理事項を確認」
↓
「決算整理仕訳」
↓
「決算書の作成」
↓
「申告書の作成・提出」
↓
「税金を納付」
まずは、記帳すべきものはすべて記帳して、必要な項目で決算整理仕訳を行って決算書を作ります。
ちなみに、作らなければならない書類は、
「損益計算書(P/L)」「貸借対照表(B/S)」
「株主資本等変動計算書(S/S)」
「個別注記表」
「計算書類に係る附属明細書」
「事業報告書」
「事業報告に係る附属明細書」
あらまぁ、たくさんあるのですね。
そして、「法人税」「消費税」「法人事業税」「法人住民税」等の申告書を作って、
決算書と法人税申告書を税務署に提出し、税金を納めます。
税金の種類によって提出先が異なるので要注意です。最後まで気が抜けません。
なお、決算の期日は「事業年度の翌日から2ヶ月以内」です。
営業などの現場サイドが新年度のスタートを切ったあとも、経理などの管理部門は前年度の締めに邁進しています。
まさに、車の両輪。お互いがなくてはならない存在といえますね!

吉岡 美香
株式会社レックスアドバイザーズ
キャリアアドバイザー
大学院修了後、印刷業界にて約7年間企画営業を務める。
クライアントであった各社人事部との関わりのなかで
社員のキャリアアップ・モチベーションアップにつながるような記事を担当する機会が多く、
自身のキャリアについて考えるようになる。
その後、人材業界にキャリアチェンジ。
会計業界からコンサルティングファーム、知財、企業の管理部門にわたる幅広い分野で、
自身のキャリアチェンジの経験から、転職希望者に寄り添った転職支援に力を入れている。
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会計事務所、管理部門、コンサルティングファーム、特許事務所の転職をお考えの方は
本キャリアアドバイザーを指名して相談することができます。
▶ご希望の方はこちらから(レックスアドバイザーズの人材紹介サイトのページが開きます)
みなさん、こんにちは。
先日、友人が自宅で育てている「ブルームーン」というバラの写真を送ってくれました。
その名のとおり、青や紫系の色味が美しいブルームーンの花言葉は「幸せの瞬間」。
今年も残りわずかですが、日々の中にある小さな幸せを感じながら過ごしていきたいなと思いました。
さて、前回はあらためて「会計事務所ってどんなところ?」についてお話しましたが、
今回もあらためてシリーズの一つ、「決算って何?」についてお話します。
■決算って何? 何のために行うの?
試しにウィキペデイアで「決算」と調べてみると、
「一定期間の収入・支出を計算し、利益又は損失(損益)を算出すること」と書いてありました。
年次決算であれば、「企業がこの一年間でどれだけ儲かったのか、どれだけ損したのかを計算して、まとめること」ですね。
ちなみに計算してまとめた書類のことを決算書と言います。
年次決算は、1年に1回あるイベントのように考えていただくとよいでしょう。
日本の法人は、年に1回決算書と税務申告書を提出するきまりになっており、
決算は正しく税金を申告し、納税するために必要な作業です。
また、株主に業績を報告したり、会社経営状態を分析して改善したりするためにも大切な業務といえます。
■決算の流れ
本コラムを執筆するにあたり、知り合いの税理士の方に「決算ってどういうステップで行うのでしたっけ?」と確認したところ、
「吉岡さんがやらなくて済むように、経理の方がいて、僕たち税理士がいるんですよ」と言われました。
……ごもっとも。いえ、違うんです。
私がやるわけではなくて、ただコラムでお話するだけですとお伝えしたら、「あぁ」と納得した顔をして親切に教えてくださいました。
決算の流れは、大きくわけると以下の6つ。
「今年度の取引を記帳」
↓
「決済整理事項を確認」
↓
「決算整理仕訳」
↓
「決算書の作成」
↓
「申告書の作成・提出」
↓
「税金を納付」
まずは、記帳すべきものはすべて記帳して、必要な項目で決算整理仕訳を行って決算書を作ります。
ちなみに、作らなければならない書類は、
「損益計算書(P/L)」「貸借対照表(B/S)」
「株主資本等変動計算書(S/S)」
「個別注記表」
「計算書類に係る附属明細書」
「事業報告書」
「事業報告に係る附属明細書」
あらまぁ、たくさんあるのですね。
そして、「法人税」「消費税」「法人事業税」「法人住民税」等の申告書を作って、
決算書と法人税申告書を税務署に提出し、税金を納めます。
税金の種類によって提出先が異なるので要注意です。最後まで気が抜けません。
なお、決算の期日は「事業年度の翌日から2ヶ月以内」です。
営業などの現場サイドが新年度のスタートを切ったあとも、経理などの管理部門は前年度の締めに邁進しています。
まさに、車の両輪。お互いがなくてはならない存在といえますね!

プロフィール |
吉岡 美香
株式会社レックスアドバイザーズ
キャリアアドバイザー
大学院修了後、印刷業界にて約7年間企画営業を務める。
クライアントであった各社人事部との関わりのなかで
社員のキャリアアップ・モチベーションアップにつながるような記事を担当する機会が多く、
自身のキャリアについて考えるようになる。
その後、人材業界にキャリアチェンジ。
会計業界からコンサルティングファーム、知財、企業の管理部門にわたる幅広い分野で、
自身のキャリアチェンジの経験から、転職希望者に寄り添った転職支援に力を入れている。
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