《税理士科目合格者必見》税理士試験合格までのキャリアについて考えてみましょうー前編<キャリアアドバイザーの徒然会計さんぽ>
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みなさん、こんにちは。
7月に入りましたね。
最近変わったことといえば、買い物をするときのレジ袋が有料になったこと。
経済産業省によると、
「普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えてもらい、
私たちのライフスタイルを見直すきっかけとすることを目的」にしているのだそうです。
少し毛色が異なるかもしれませんが、転職相談を受けるなかでも、
「それ、本当に必要ですか?」と質問させていただくことが時々あります。
「それ」とはつまり、「転職」です。
転職はあくまでみなさんのキャリアや実現したいことを叶える手段。
数ある中の選択肢の一つとして考えてみていただきたいのです。
実際にお話を伺う中で、転職について真剣に考えるあまりに現職のよい点に気づきにくくなり、
ほかの事務所のよい点ばかりが気になってしまう方が多いなと感じています。
では、今回は試験が間近に迫っている税理士科目合格者の方にスポットを当て、
「税理士試験合格までのキャリア」について、今までの経験を踏まえながら複数回に分けてお伝えしていきますね!
■一面ではなく、様々な角度から今後のキャリアを検討しよう
税理士試験の合格科目数が3科目未満の方が転職先の会計事務所に求めることとして不動の一位と言っても過言ではないのは、
「勉強時間の確保、勉強と仕事を両立できること」です。
もちろん、今の業務とは異なることがしたい方、年収を今よりも上げたい方、勉強時間以外の不満がある方もいらっしゃいますが、
多くの方が口にするのは「税理士試験の勉強に配慮してくれる事務所がいい」ということです。
「配慮」の仕方は、事務所やその方の希望によってまちまちですね。
たとえば、
・繁忙期でも休日出勤は免除する
・毎日定時で帰れるようにする
・時短勤務を認める
・週5日未満の勤務体系を認める
・担当件数を少なめにする
・専門学校の費用を負担する
・社内で研修をする
・試験休暇を設ける……など
これらすべてが叶う事務所があれば言うことなしなのかもしれないのですが、実際にはなかなか難しいです。
また、時間に配慮しようとすると、基本的な業務の割合が多くなるでしょう。
コンサルティング業務やスポット業務などに比べて時間がコントロールしやすいからです。
ときどき、「勉強時間に配慮してくれているのは助かっているけれど、業務内容が物足りなくて……」とおっしゃっている候補者の方がいらっしゃいます。
でも、長い目で、かつ冷静に見てみませんか?
もしかしたら、いま業務内容が物足りないと感じているのは、
勉強時間確保のために時間の計画が立てやすい業務を優先的に任せるという、事務所側の配慮かもしれません。
また、税理士試験勉強との両立をしなくてもよいことになれば、いまとは異なる業務を担当することになるかもしれません。
会計業界で働くために必ずしも税理士資格が必要なわけではないですが、
税理士試験の科目に合格されているということは、一定の知識をお持ちの方だという後押しにもなります。
将来的なことも見据えて、現職と転職、勉強と業務、さまざまな視点で考えてみてくださいね!
次回は税理士試験合格3科目以上の方のキャリアについて、考えてみたいと思います。
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吉岡 美香
株式会社レックスアドバイザーズ
キャリアアドバイザー
大学院修了後、印刷業界にて約7年間企画営業を務める。
クライアントであった各社人事部との関わりのなかで
社員のキャリアアップ・モチベーションアップにつながるような記事を担当する機会が多く、
自身のキャリアについて考えるようになる。
その後、人材業界にキャリアチェンジ。
会計業界からコンサルティングファーム、知財、企業の管理部門にわたる幅広い分野で、
自身のキャリアチェンジの経験から、転職希望者に寄り添った転職支援に力を入れている。
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会計事務所、管理部門、コンサルティングファーム、特許事務所の転職をお考えの方は
本キャリアアドバイザーを指名して相談することができます。
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みなさん、こんにちは。
7月に入りましたね。
最近変わったことといえば、買い物をするときのレジ袋が有料になったこと。
経済産業省によると、
「普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えてもらい、
私たちのライフスタイルを見直すきっかけとすることを目的」にしているのだそうです。
少し毛色が異なるかもしれませんが、転職相談を受けるなかでも、
「それ、本当に必要ですか?」と質問させていただくことが時々あります。
「それ」とはつまり、「転職」です。
転職はあくまでみなさんのキャリアや実現したいことを叶える手段。
数ある中の選択肢の一つとして考えてみていただきたいのです。
実際にお話を伺う中で、転職について真剣に考えるあまりに現職のよい点に気づきにくくなり、
ほかの事務所のよい点ばかりが気になってしまう方が多いなと感じています。
では、今回は試験が間近に迫っている税理士科目合格者の方にスポットを当て、
「税理士試験合格までのキャリア」について、今までの経験を踏まえながら複数回に分けてお伝えしていきますね!
税理士試験『1科目』『2科目』合格者の方、『税理士試験にはじめてチャレンジされる方』
■一面ではなく、様々な角度から今後のキャリアを検討しよう
税理士試験の合格科目数が3科目未満の方が転職先の会計事務所に求めることとして不動の一位と言っても過言ではないのは、
「勉強時間の確保、勉強と仕事を両立できること」です。
もちろん、今の業務とは異なることがしたい方、年収を今よりも上げたい方、勉強時間以外の不満がある方もいらっしゃいますが、
多くの方が口にするのは「税理士試験の勉強に配慮してくれる事務所がいい」ということです。
「配慮」の仕方は、事務所やその方の希望によってまちまちですね。
たとえば、
・繁忙期でも休日出勤は免除する
・毎日定時で帰れるようにする
・時短勤務を認める
・週5日未満の勤務体系を認める
・担当件数を少なめにする
・専門学校の費用を負担する
・社内で研修をする
・試験休暇を設ける……など
これらすべてが叶う事務所があれば言うことなしなのかもしれないのですが、実際にはなかなか難しいです。
また、時間に配慮しようとすると、基本的な業務の割合が多くなるでしょう。
コンサルティング業務やスポット業務などに比べて時間がコントロールしやすいからです。
ときどき、「勉強時間に配慮してくれているのは助かっているけれど、業務内容が物足りなくて……」とおっしゃっている候補者の方がいらっしゃいます。
でも、長い目で、かつ冷静に見てみませんか?
もしかしたら、いま業務内容が物足りないと感じているのは、
勉強時間確保のために時間の計画が立てやすい業務を優先的に任せるという、事務所側の配慮かもしれません。
また、税理士試験勉強との両立をしなくてもよいことになれば、いまとは異なる業務を担当することになるかもしれません。
会計業界で働くために必ずしも税理士資格が必要なわけではないですが、
税理士試験の科目に合格されているということは、一定の知識をお持ちの方だという後押しにもなります。
将来的なことも見据えて、現職と転職、勉強と業務、さまざまな視点で考えてみてくださいね!
次回は税理士試験合格3科目以上の方のキャリアについて、考えてみたいと思います。
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プロフィール |
吉岡 美香
株式会社レックスアドバイザーズ
キャリアアドバイザー
大学院修了後、印刷業界にて約7年間企画営業を務める。
クライアントであった各社人事部との関わりのなかで
社員のキャリアアップ・モチベーションアップにつながるような記事を担当する機会が多く、
自身のキャリアについて考えるようになる。
その後、人材業界にキャリアチェンジ。
会計業界からコンサルティングファーム、知財、企業の管理部門にわたる幅広い分野で、
自身のキャリアチェンジの経験から、転職希望者に寄り添った転職支援に力を入れている。
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