年収をUPしたい!会計事務所を探す上で見るべきポイントとは?

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年収をUPしたい!会計事務所を探す上で見るべきポイントとは?

「会計事務所で働いていて経験もそれなりに積んできた」
「でも今の事務所だとお給料が上がりそうにない」
「年収アップのために転職も考えた方が良いだろうか・・・」

一社での経験が長くなってくると、そんな悩みが頭をよぎることもあります。
転職が珍しくない今の時代、年収アップは十分に転職理由の一つになりますが、それだけにこだわってしまうと他のメリットを手放してしまう可能性も考えられます。

そこで今回は、年収アップを実現するための会計事務所選びで重要な5つのポイントをご紹介します。
転職を検討している方は、是非ご自身の状況と優先順位の振り返りに読んでみてください!


■労働条件は正確?

内定が出た際、必ず受け取らなくてはいけないのが「労働条件通知書」です。
労働条件通知書には、業務内容や給料の内訳、残業代の有無や支給条件、各種手当や賞与支給の条件が書かれています。

この「労働条件通知書」は、人を雇用する際、事業所の規模や雇用形態に関わらず、必ず入社前に交付が必要なもの。「そもそもそんな書類もらってない」という場合は労働基準法違反です。
必ず労働契約を結ぶ前に条件を確認し、面接時と異なる内容であればその場で確認しましょう。


①提示される給料、年収の額
求人票に記載されている給与額と、内定時に通知される給与額が違うということは珍しくありません。あまりに乖離がある場合は悪質ですが、求人票記載の額はあくまで募集条件に対する目安です。
細かな経験、保有資格、年齢、社内バランスから評価制度に当てはめて決定される他、本来求めているスキル要件には届いていなくても伸びしろや異業種の経験を評価されて内定となることもあり、その場合は求人票より低い給与額となることもあります。
内定をいただいた時に事務所側から支給される「労働条件通知書」で給料、年収の額は必ずチェックしておきましょう。

残業代が固定残業代ではなく別途支給の場合、通知書内の年収や月給が、残業を想定した金額になっていないかもチェックが必要です。
別途支給の場合、残業しなければその分が支給されることはありません。月間10時間の残業を想定した給与だった場合、効率化や残業時間削減方針などにより給与が減る可能性もあります。
また、年収は想定通り・今よりも高くなるけど、内訳を見ると賞与やインセンティブの比率が高く、月給ベースでは今より下がってしまうというケースもあります。疑問点があれば入社承諾の前にしっかり確認を取りましょう。


②業務内容
実際に担当する業務も、出来るだけ詳しく把握しておきましょう。
年収が上がる以上、現職で求められている業務内容より難しい仕事を行う事を想定すべきです。

「現職より残業(勤務時間)は少ないのに給与は高い」という場合、顧客からいただく1件1件の顧問料が高い、つまり高い料金を請求できるほど難しい内容である可能性が高いです。
チャレンジ出来るくらいの難易度であればよいのですが、特に経験者として転職する場合、今までとまったく難易度や規模感が違って想定より業務についていけないと、周囲の期待に応えられないプレッシャーを強く感じてしまうかもしれません。

入社後に担当を想定している顧客の業種や規模感や件数、業務内容は分業なのか担当制なのか、どれくらいまで先輩のサポートがあるのか、休みが必要になった時は誰が対応してくれるのか等、実際に働いた時をイメージして、具体的な質問をしておくようにしましょう。

もし、今の自分には難しい業務内容かもしれない、だけど経験を活かしてチャレンジしたい時は、正直に面接で伝えておきましょう。
給与には影響が出るかもしれませんが、業務に前向きな姿勢を見せることで、伸びしろや意欲を評価してもらえることも十分にあり得ます。
同業他社への転職は、ひとくくりに「経験者」として扱われがちですが、実際には会社ごとに業務工程や担当件数、業務範囲も異なります。そのため、面接で実際の業務経験やスキル感を具体的にすり合わせることは、ミスマッチを減らすために有効です。


③労働条件、役職
合わせてチェックしておきたいのが、労働条件や役職の有無です。

年収アップを目的とした転職を行う以上、今までの職場より業務の幅や必要とされる知識、責任が増え、仕事が大変になる事も念頭に置いておく必要があります。
基本的に対価には何かしら理由があるものです。業務効率化や大手顧客の獲得で利益を最大化しているところもありますが、「簡単で高収入」「未経験でも稼げる」という謳い文句は、「闇バイト」などのように何かしら問題があると思った方が良いでしょう。

月給が上がる分、今までより難しい業務になっていたり残業が増えたりしないか、役職者として責任が上がっていないか、自身の今後のライフイベントとの兼ね合いも踏まえながら、面接で具体的に確認をしておくことがお勧めです。
そういった要素がないのに給与が上がるのであれば、何故そういった給与体系が実現できるのか、経営について詳しく質問してみるのも良いでしょう。

■年収が上がりやすい評価制度、環境なのか?

忘れずチェックしておきたいのが事務所の評価制度と就業環境です。
入社した時に年収が上がっても、それ以降昇給の見込みが少ないのでは、年収を上げるためにどこかでまた転職しないといけなくなります。


④評価制度
年収アップを狙って転職先を決めたいのであれば、初年度から提示される金額に加え、今後の年収の伸びも気になるところです。
面接に進む機会があれば、その際に評価制度がどうなっているのかも聞いておきましょう。ストレートに昇給や年収の話ばかりしてしまうと、会社貢献より自身の希望ばかり考えているように見えてしまいますが、評価制度の面から昇給の基準を確認することで、会社に合わせた成長や求められている要件を満たす姿勢を見せることが出来ます。

仮に初年度の年収が想定より低い・現職よりダウンしてしまう場合でも、評価制度がきちんとしていて年収が上がる道筋が整っている環境であれば、すぐに取り戻せる可能性があります。
今後出産や介護などのライフイベントが想定され、キャリアの中断、評価が下がる事が心配な場合も、面接などで同じようなキャリアを積んでいる先輩社員がいないか質問してみるのがオススメです。

正社員が5名を超えるようなところでは徐々に整っていく評価制度も、小規模な会計事務所ではまだ制度が確立しておらず、所長の一声で決まってしまうことも珍しくありません。
ポジティブに捉えると「随時昇給のチャンスがある」と言えますが、慎重に考えると「成果を挙げても評価される保証はない」とも言えます。
今まできちんと成果に対して評価を受けられない経験をされているようであれば、昇給の機会が年に1・2回と決まっていても、客観的な昇進・昇給の指標を決めている方が納得度も高く、安心して業務に取り組めるでしょう。

■転職先の環境は?

年収や業務内容が面接で聞いた内容や自分の希望と合致していることを確認出来たとしても、それだけで転職を決めてはいけません。
転職は「ゴール」ではなく、新たな環境での「スタート」です。働き続けることが出来て、はじめて「年収アップ」という目的も達成できます。
条件が良くても、働く環境や人間関係が良くなくては、長く働き続けることは出来ません。


⑤一緒に働くスタッフの人間関係
転職先の事務所の社風や所長の人柄が自分に合いそうか、面接時に必ずイメージしておきましょう。
年収アップが実現できた、残業を含め労働時間も良さそう、担当業務や評価基準も分かりやすい…となったとしても、実際に一緒に働く方との相性が悪ければ、働く上でとても大変です。

所長や担当者とお話する中で威圧的ではなく、困った時に気兼ねなく質問出来る雰囲気でしょうか。あなたに興味を持ち、受け入れようとしてくれているでしょうか。
面接では、限られた時間で限られた人としかお話出来ないため、内定が出たタイミングなどで職員の方の働く姿や現場の雰囲気を見せていただくよう、お願いしてみるのもお勧めです。
オフィス内の空気や先輩職員の会話にギスギスした雰囲気がある、空気が重苦しいなど、もしも違和感があれば要注意。「なんとなく合わなそう」という直感は意外と当たるものです。
仮にお給料が高いとしても、その事務所で自分が充実して働いている姿がイメージ出来なければ、転職を断念する、もしくは他の事務所の選考を進める事を考えられた方がいいかもしれません。

また、事務所によっては面接中に、面接官が代表や人事以外に従業員に入ってもらい、働き方や実際の残業時間、入社後に期待する働きなどを積極的に教えてくれる所もあります。
面接中にこうした話題が出たら、自分と同じ年齢の方はどのような働き方をされているか、あるいは閑散期と繁忙期のそれぞれで忙しさはどのように異なるのかを質問してみるのもいいでしょう。

■まとめ

年収アップを前提とした転職の場合、確かに提示されるお給料の額は重要です。
ですが、それ以外にも労働条件や評価制度、業務内容、そして事務所の社風や所長の人柄なども、長く働き続けるためにはチェックが必要です。
いくら給与が高かったとしても長く働くことが出来ない環境では、結局心身が疲れてまた転職することになってしまいます。
年齢が上がるごとに求められる業務水準は高くなっていきますが、短期間で新しい経験や知識を得られないまま転職を繰り返すようなことになると、どんどん転職活動が厳しくなり、結果として年収も下がってしまいます。

全ての条件を兼ね揃えた求人を探すのは難しいかもしれません。
しかし、チェックすべき点を事前に考えておき、「何が自分にとって最優先なのか」を決めておく事は、転職活動で失敗しない為にとても大切です。
優先順位を考えた結果、今の環境で年収以外の条件で満足していることが分かれば、まだ転職しないで年収を伸ばせるよう、社内で成績を上げたり新しい業務に取り組んでみたり、頑張ってみることも一つの選択肢です。
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